診察料について

訪問診療における診察料について

訪問診療報酬の仕組み

診療報酬は国によって定められており、クリニックによってかかる費用が違うということは起こりえません。

訪問診療でかかった費用は医療保険と一部介護保険によってまかなわれます。

患者さんの負担は1-3割分となります。

訪問診療も各種健康保険、各種公費負担医療が使用できます.

・基本的には下記の通り、医療保険と介護保険の使用となります.

医療保険でまかなう費用
  • 在宅患者訪問診療料:在宅での療養中であって,通院困難な患者さんの元へ定期的に診察に伺った際にかかる費用です.
  • 医学総合管理料:患者さんのもとに企画的な医学管理のもとに定期的な訪問診療を行っている際に請求させていただく費用です.
  • 検査処置・その他管理料:検査や処置・点滴を行った際にかかる費用です.
介護保険でまかなう費用
  • 居宅療養指導管理料:医師・ケアマネージャー・訪問看護・薬剤師・歯科医師・管理栄養士など多職種同士連携し在宅患者さんに計画的かつ包括的に管理させていただくときに発生する費用です.
  • 検査や処置、往診などを行った場合は上記費用に加算されます.
  • お薬は院外処方となります,薬剤費は別途かかります.
  • 公費負担を受けておられる場合は,医療費は公費でまかなわれます
  • 各種書類の作成は,別途費用がかかります.
  • 交通費は1回の訪問で、200円請求いたします.
院長くん

上記が在宅医療(訪問診療・往診)にかかる基本費用となります.
その他別途かかる費用に関しては請求させていただくことがあります,ご了承くださいませ.

支払い方法

・診療費は翌月に支払いとなります。

・診療費の自己負担額のお支払いについては、月単位(月末締め)での請求となります。

・支払方法は口座振替、お振込みとなります。

院長くん

支払方法は適宜ご相談くださいね。

実際にかかる費用

▶自宅にお住まい、月2回訪問診療の場合

在宅患者訪問診療料

1割負担2割負担3割負担
1780円3560円5320円

医学総合管理料

1割負担2割負担3割負担
4500円9000円13500円
5400円10800円16200円
※下段は厚生労働大臣が定める状態の方

検査・処置・その他管理料

検査・処置その他管理料
・血液検査/尿検査/便検査
・心電図
・超音波検査
・点滴/注射/輸血
・胃ろう交換
・褥瘡処置
・腹水・胸水穿刺、など
・在宅酸素
・中心静脈栄養
・気管切開
・インスリンなどの自己注射
・経管栄養、など

居宅療養管理指導料

1割負担2割負担3割負担
590円1180円1770円

※厚生労働大臣が定める状態

以下の疾患に罹患している患者
・末期の悪性腫瘍
・指定難病
・脊髄損傷
・スモン
・後天性免疫不全症候群
・真皮を越える褥瘡
以下に掲げる状態の患者
・在宅自己連続携行式腹膜灌流を行っている状態
・在宅血液透析を行っている状態
・在宅酸素療法を行っている状態
・在宅中心静脈栄養法を行っている状態
・在宅成分栄養経管栄養法を行っている状態
・在宅自己導尿を行っている状態
・在宅人工呼吸を行っている状態
・植込型脳・脊髄刺激装置による疼痛管理を行っている状態
・肺高血圧症であって、プロスタグランジンI2製剤を投与されている状態
・気管切開を行っている状態
・気管カニューレを使用している状態
・ドレーンチューブまたは留置カテーテルを使用している状態
・人工肛門または人工膀胱を設置している状態

費用の目安

1割負担2割負担3割負担
70歳以上約7000-18000円(上限)約14000円~18000円(上限)約21000円~
70歳未満約21000円~
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